人気ブログランキング |
いのち燃ゆ‥ からまつ
  
  空っぽのようになった心のまま‥ 時は過ぎました。
  この秋の景色を忘れまいとする気持ちと裏腹に、目に映るものは滲むばかりでした。
  
  山がぜんたい燃えました。 燠火がいっそうその色を増すように。 私の目を醒ましたのは からまつ でした。

e0070545_12202412.jpg

e0070545_12222334.jpg

e0070545_12232021.jpg
       見上げる空は もう冬のもの‥ もう元には戻れないけれど、今少し歩いていこうと思います。




e0070545_12352620.jpg






















そこはまるで異界に開く門のようにも思われました。


通り入る(鳥居の語源とも)‥
他界はどこにも開かれていて、
実はとても近いのだよと。


  十七歳で他界してしまった息子、その三倍を生きてなを 生きている自分。
  逃れようがない違和感‥ ならばそれは持ち続けるしかないのだと 思うまでの時間。

  取り替えようのない いのちを生きなければならないのなら、その意味を捜せるだろうか‥ 少しでも。

  息子の冥福を祈ってくださった方々へ。  心より感謝いたします。




   
by moraisan | 2008-11-11 07:55 | いのち | Trackback | Comments(14)
トラックバックURL : https://poran.exblog.jp/tb/8946298
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by ironsky at 2008-11-11 20:54
まさに山燃ゆる。
カラマツに陽が当たって、黄色の世界となっています。
こういう写真を撮ってみたいものです。
もうカラマツの黄葉は終わりでしょうか。
Commented by moraisan at 2008-11-12 05:41
>ironsky さん、おはようございます。
黄色から橙色へ、そして赤褐色へと、カラマツはその色を変えています。
ここ数年は木々の色づく順番が交差したり、一斉だったりしましたが、
今年は秋を締めくくる、カラマツらしい姿に戻った気がします。
Commented by nonacafe at 2008-11-12 23:58
何とお悔やみを申してよいかわからぬまま、時が過ぎてしまいました。
親より先に逝くことは最大の親不孝だとか…。
それに、17歳でしたか、カラマツで言えばちょうど若葉が芽吹いた頃。
さぞかし無念だったでしょう。
moraisanさま。お気落しでしょうが、どうかこの空の下、
勇気を持って歩いてください。こちらの写真に励まさせる読者もいるのですから…。
Commented by moraisan at 2008-11-13 05:43
> nonacafe さん、おはようございます。
お心遣い感謝いたします。
いのちの儚さ悲しさも、いくばくかはわかっているつもりでおりましたのが‥ 何もわかってはいませんでした。
気がつけば季節は初冬、多くのいのちが帰っていくのを見送るころとなりました。
息子によって、ここまで生かされた自分があるならば、何遍でも立ち上がり歩いていかねばなりませんね。
Commented by KATEK at 2008-11-13 21:51
moraisanさんのお心,まったく存じ上げずに勝手に今までコメントしてきてしまいました。神々しいまでの黄色,それに暗い影とのコントラスト。ほんとうに門があるようです。異界との。いろんな命を生命の水が吸い上げ,それが木々を生かし,命は混ざり合っていくのでしょうか。いつか moraisanの命・からだも息子さんの命・からだもどこかに解き放たれてまた出合って,それがこんな金色に見えたりするのかもしれません。これからも素敵な写真拝見させていただきます。ありがとうございました。
Commented at 2008-11-14 01:25 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by moraisan at 2008-11-15 01:03
>KATEK さん、こんばんは。
喜びも悲しみも いのちの内に‥ 撮り続けてみたいと思います。
Commented by moraisan at 2008-11-15 01:05
>鍵コメさま、こんばんは。
お心遣いありがとうございます。
Commented by mayumis39 at 2008-11-15 23:01
繰り返し、繰り返し、
季節が巡ってくるように、
「なくしたもの」への思いも、また忘れることなく思いおこされることでしょうね。
ブログの再開で、少しはお元気になられたかと、安心しました。
美しいカラマツの林に、目の覚めるような思いです。
また、ゆっくりと、自然の移ろう姿を見せていただけたら嬉しいです。
Commented by 髭彦 at 2008-11-15 23:07 x
そうだったのですか…。
moraisanさんの撮られるすばらしい写真に感じられる深い悲しみの眼差しのようなものと、時おりの沈黙を、ずっと何だろうと思っていました。
1人娘が3か月検診で水頭症を疑われた30年以上前の数か月の苦しみの大きさを思うと、moraisanさんの悲しみの深さがいかばかりかと胸に迫ります。
Commented by moraisan at 2008-11-16 07:04
>mayumis39 さん、おはようございます。
ご心配いただきながら、お返事も返せぬまま一月以上が過ぎてしまいました。
繰り返すものには抗うすべもないまま、こうして生きている自分があります。
その瞬間まで、息子は彼らしく生きたと思います。私もまた、その日まで歩きます。
Commented by moraisan at 2008-11-16 07:50
>髭彦さん、おはようございます。
これ以上は、恐れることも悲しむこともないであろうことが、現実となってしまいました。
そういうことが、茶飯事に起きている世界なんですね。
それでもなを、いのちが織り成す世界が美しくもあるなら、目をそらさずに見ていこうと思います。
‥その意味にたどり着くことができなくても。
Commented by namiheiii at 2008-11-16 21:31
黄金なす落葉松の葉に心侘ぶ この門開き天に昇りし

ご子息のご冥福を祈ります。
Commented by moraisan at 2008-11-17 21:01
> なみへいさん、お歌をありがとうございます。
当初よりご心配いただきまして、心より感謝申しあげます。

山々の木々も葉を落としたものが目立ち、すっかり寂しい景色となりました。


<< 朝‥  ヤマシロギク >>