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山笑う‥ ダンコウバイ(壇香梅)
  雪が消えた林の路を、カサガサと落ち葉を鳴らしながら歩く。
  この坂を登り上がれば‥ はやる気持ちの先にダンコウバイ。 弾む息のままに笑う^^
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  私の住む山里で、春一番の木の花は このダンコウバイです。
  毎年咲くということに、これほど胸を高鳴らすのは何故なのでしょう。

  花を終えてしまうと、やがてこの木は深い緑の中に目立つこともなくなります。
  そして秋も深まった頃、その葉を鮮やかな黄色に染め上げて、春までのしばしの別れを告げます。




                    ※写真は全てクリックで拡大いたします。
by moraisan | 2008-04-01 06:43 | 山野草・樹木 | Trackback | Comments(20)
Commented by saheizi-inokori at 2008-04-01 07:23
香りはあるのでしょうか?ゆかしい。
Commented by namiheiii at 2008-04-01 10:48
まだ見たことがありません。野生のサンシュユという感じですね。赤い実がつくのでしょうか?
Commented by moraisan at 2008-04-01 18:20
> saheizi-inokori さん、こんばんは。
咲ききった花からは良い香がします。
クロモジと同じクスノキ科で、枝を折ればクロモジに似て、もっと華やかな芳香があります。
やはり楊枝にも用いられるようですが、風枯れた小枝を手折りくわえても爽快です^^
Commented by moraisan at 2008-04-01 18:34
>なみへいさん、こんばんは。
ミズキ科のサンシュユとは、散形花序が良く似た印象ですが、こちらはクスノキ科です。
葉の形や、全体の感じも随分違っていて、実の色も黒色です。
クロモジ、アオモジ、アブラチャンと良く似たクスノキ科の木のなかで、最も華やかな色の花をつけます。
雌雄異株で‥ わかりずらいですが、1枚目の写真は雄花、3枚目の写真は雌花です。
Commented by ironsky at 2008-04-01 21:46
黄色は暖かさを感じさせますね。
最後の逆光の写真は、すばらしいですね。
花の縁の部分が輝いて、背景のボケも綺麗だし。
Commented by moraisan at 2008-04-01 22:49
>ironsky さん、こんばんは。
朝から烈しく雪が降り、山の木々はいちどき冬の姿になりました。
膨らみ始めた蕾が気になって、日没近い山道を急いだのでした。
木枝の雪は消えていて、柔らかく西日が射す中で咲いていたダンコウバイです^^
Commented by nonacafe at 2008-04-02 00:46
ダンコウバイ、聞いたような名前ですがこんな花なんですね。
つやつやの秋の黄葉もまた素敵です。たしかにクスノキみたいです。
まさに山もMoraisanさんも笑っていそうで、こちらまで
微笑みたくなるような早春の山への讃歌にふさわしいですね。
それにしても↓のヤナギたちといい、こちらの葉芽といい
ちょこんとしたトンガリ帽子がどれもまた可愛い。
詩人じゃないので詩はできませんが(笑)非常に詩情あふれるいい写真だな〜〜〜。
Commented by moraisan at 2008-04-02 06:30
>nonacafe さん、おはようございます。
壇香梅という名前は、かつては蝋梅の一種を指す名前であったと何かで読みました。
壇香と言うのも白檀などの香のことでしょうから、少し無理やりの感もありますが、
その香りは華やかで甘く爽やかで、名にふさわしいと思います。
すっかり忘れ去られたような荒れた里山で、ひとり笑っている姿など‥とてもお見せできませんが(笑)
山笑うこの季節、こころもからだも緩みます^^
Commented by ran1005 at 2008-04-02 06:55 x
お久しぶりです!
このところ八ヶ岳に出かけていません・・・
ダンコウバイ懐かしいです
近づくと良い香りがして・・・
秋の紅葉も素晴らしくひっそりとしかししっかりと存在を主張しているダンコウバイですネ
moraisanさんの表現される風景は何時拝見しても叙情的ですネ
自然に限りない詩情をこめてカメラを向けていらっしゃるんでしょうネ
Commented by 茜未 at 2008-04-02 09:14 x
ご無沙汰しておりますm(__)m
見事なダンコウバイの林ですね。
うちの近くでもあるかな~?
昨日までは寒かったですね。今日は暖かくなるといいんですが。。。
Commented by moraisan at 2008-04-03 05:23
>ran1005 さん、おはようございます。
八ヶ岳中腹は雪融けも進んで、千曲川の水も豊かなこの頃となりました^^
私も八ヶ岳は眺めるばかり‥ いつも歩くのは里山です。
ダンコウバイは少し高いところが好きなのでしょうか。
枯れた雑木林の春一番の彩りです^^
Commented by moraisan at 2008-04-03 05:41
>茜未さん、おはようございます。
こちらこそご無沙汰しております^^;
時々おじゃましています^^ 先日は津金寺の雪割草(あるのですね^^)を拝見しました。
ちょと寒の戻りでしたね。 突然の雪景色には驚いたり、喜んだり^^
春らしくなりましたね、ダンコウバイもきっと近くに見つかると思いますよ^^
Commented by びわのたね at 2008-04-03 12:26 x
毎年咲くことにということに心が高鳴る・・・・
moraisanさんにとってダンコウバイはそういう花なのですね・・・。
私にとってのそれは福寿草です。
冬の何もなくなった地面から
忘れていたいつもの同じ花が咲くと
かじかんでいた心に元気と勇気があふれてきます。
Commented by atNOGAWA at 2008-04-03 22:31
こんばんわ、東京では桜の咲く時期がずいぶん早くなって三月に開花するようになってしまいました。
ヤナギや、ダンコウバイの花にゆっくりとした春の訪れを感ずることも無くまもなく蒸し暑さと梅雨の季節がやって来そうな気もします。
30,31と長野へ出掛けてこの花たちを眺めて少しのんびりした気分になれました。
梟を探しに近くの山へ出掛けたのですが空振り(そのうち会えると思いますが・・・)その代わり、アトリ、イスカ、ベニマシコ、シメ、ヒガラ、コガラ、ヤマガラ、エナガ、ルリビタキ、アカゲラ、トラツグミ、キクイタダキ、ミソサザイ、イワツバメ、ツバメ、ハイタカ、ノスリなどなど。たくさんの鳥を見ることが出来ました。
Commented by moraisan at 2008-04-03 22:40
> びわのたねさん、こんばんは。
樹高の低いダンコウバイは、枯れ色の林に明るい色でさきがけて咲きます。
福寿草の黄色も、やはり待ち望む色ですね。
『今日咲いている』と思う日は、いつも突然やってきて、鼓動と足を速めます^^
Commented by moraisan at 2008-04-03 23:02
>atNOGAWA さん、こんばんは。
今年は梅と桜を同時に見るところも多かったようですね。
まだ枯れ色の広がる林ですが、鳥たちは元気に巣を繕い始めたものも‥
暗いうちからトラツグミの声、膨らみ始めた梅の蕾に誘われるようにウソの口笛も増えました。
今のところ穏やかに春が進んでいくのを、ありがたく思っています^^
Commented by KATEK at 2008-04-04 21:00
こんばんは。ダンコウバイというのですか。たぶんどこかで見たことがあるような気がする花(木)です。目立たない感じがいいですね。でも十分美しいから。遠くから見たら新緑かとも思えそうな木でもありますね。やわらかい土(枯葉)のうえを,一日一回歩けたらいいでしょうね・・・想像しただけでうれしくなります。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2008-04-04 21:44
こんばんは。
里ではダンコウバイ、高山ではタムシバが真っ先に咲きます。
この黄色い花を見ると春を感じます。
「山笑う」 本当ですねー。
Commented by moraisan at 2008-04-05 05:30
>KATEK さん、おはようございます。
ダンコウバイは新潟以西といいますから、どちらかというと南方の木なのかもしれません。
信州はちょうど日本の真ん中あたり、南北の植物が出会う境であることも多いようです^^
当たり前の地面を失った時から、人も病みはじめたような気がします。
Commented by moraisan at 2008-04-05 05:39
>sakusaku_fukafuka さん、おはようございます。
雪とたわむれた山々にも、そろそろ春の気配がしのびよっていることでしょう^^
一日毎、時間毎にも増えていく気のする、山の笑顔の数です^^


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