茂来山から‥ 春便り
  野山は春があふれかえっていて、もう追いつけないほど‥ 
  少し後戻りしたくて、茂来山に出かけました。茂来山の春はまだこれからです。
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  山の入り口付近では オニグルミの芽吹き‥ 冬芽のお猿の頭が、今はこんな風です。 

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  ヤマザクラに代わって、ズミ(コナシ)の白い花が‥ 今年は花付きが大変いいようで嬉しい。

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  道脇の斜面にはヒトリシズカが目立ちます‥ 名のように咲くことはまれ、姦しく固まってたりします。 

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  カラマツはもう笑うようにその葉を開いているし‥

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                                   密やかに芽吹いていたのは イヌシデでしょうか‥

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                  なぜか崩落斜面を好むこのお姫様は シハイスミレです。

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            沢筋には ツルネコノメが明かりを灯し、私はいつもそこに猫の目を思ったりします。

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  林床にはなにやら相談中の オニゼンマイや‥

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  やはり集会中の オオイトスゲ?がおりますし‥

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                                 森の小妖怪 モミジガサもあちらこちらに登場です。


茂来山は標高1716メートル。長野県と群馬県の境にあります。
地質的には秩父古成層、秩父山系最西端の山にもいわれますが、上州の山にも近くて微妙な位置ではあります。

春はまだその陵までは届いておらず、およそ700メートルの入り口から1200メートル付近の春の様子です。
とても一時には紹介もできないし、またその機会もないでしょう。
それでも大好きなこの山を、少しづつブログにアップしていきたいと思います。

山は尽きるところ、大きな岩塊だと思います。
そこに小さな流れが渓をつくったり、樹木がその樹冠でを覆ったりして、その山らしさ‥外面を造るとするなら、
そこで息づく草木や動物たちの営みは、その山の持つ内面のように思えるのです。
by moraisan | 2006-05-07 02:06 | 茂来山 | Trackback | Comments(20)
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Commented by mmamacat at 2006-05-07 13:56
長野と群馬の境といいますと、茂来山は軽い澤の方角なのかしら・・・などと思っています。
やっと「春」ですね。ヒトリシズカは他の土地のと違ってたくましい感じがします。厳しい冬を耐えてきたからなぁ、などとお山の様子を想像しています。
シハイスミレの愛らしさ・・・野のお花やプラントは本当に愛しいです。
素晴らしい「春」の芽吹きを楽しませて頂きました。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2006-05-07 18:43
いいですね~~~
山の春。
木という木が皆芽吹いてきて、清々しい気分になりますね。
カラマツの新芽がなんとも美しい。
Commented by nonacafe at 2006-05-07 18:53
GWスペシャル『茂来山』ついに登場ですね。ありがとう。
登山で山頂に立つと山たちがひとつの岩塊で、沢や渓が侵食で形を作っている実感を掴めることが当時の大きな喜びでした。
せっかくの連休でしたが結局山には行けず終い(泣)。これからは年齢を考えて(笑)草木や動物の山の内面をのんびりゆっくり見たいと思っています。
モミジガサ愉快、成人したらどんな妖怪になるのでしょう?(笑)
Commented by ironsky at 2006-05-07 21:44
山の芽吹き、一斉に始まりました。
どれもが生き生きしていて、素晴らしい春を感じます。
Commented by kuma-boo at 2006-05-07 22:35 x
名前に特徴があるので気になっていた「茂来山」見られて嬉しいです。
奥多摩の1200m級の山より植物に深山を感じます。
一枚一枚に素晴らしい春の息吹があふれていますね。
オニグルミの冬のおさるは一つ一つ顔が違うので見飽きませんね。
芽吹きはすごいエネルギーを感じます。
モミジガサはそういえば妖怪ですね。おいしそうな妖怪。
Commented by mayumis39 at 2006-05-08 20:01
こんばんは!
山の息吹が充分に感じられました。
ますます、野山を歩くのが楽しくなりそうです。

山の様子がUPされるのを、楽しみにしています。
Commented by moraisan at 2006-05-08 22:11
>mmamacatさん、軽井沢にも近いですよ。
軽井沢からは登れませんが‥距離的にはごく近いですよ^^
まだこの山の核心にまで春は届いていませんが、麓から標高差1000メートル‥春は半分ほど登った感じです。

Commented by moraisan at 2006-05-08 22:47
>sakusaku_fukafukaさん、こんばんは。
日本二百名山に取り上げられたせいか、年々登山者は増えてるようです。
スケールが大きいわけでもなく、人の営みとも近年まで深くかかわった、森といった感じの山です。
動物たちが、多くはなくてもフルキャストで住むような山‥身近には少なくなりました。
多くの命の気配がこの山の魅力‥二次林からブナまである日本の山のスケールダウンモデルのような山です^^
Commented by moraisan at 2006-05-08 23:07
>nonacafeさん、こんばんは。
いつか再び‥そう願った山は数知れずありますね^^
いつの間にか敵わぬ願いの山域も増えて、少し寂しい肉体年齢とはなりました^^;
この山は燻る遥かな山への憧憬をやんわりいさめて、確かに山として存在します。
一緒に感じていただけたら嬉しいです^^
Commented by moraisan at 2006-05-08 23:15
>ironskyさん、こんばんは。
こうなるとカメラ機材さえ邪魔になって^^; ひたすら歩いていたくなります^^
行けない時も、『ああ、今の季節なら‥』とこの山の季節をたどる‥そんな山です。
Commented by moraisan at 2006-05-08 23:33
>kuma-boo さん、こんばんは。
名の由来には、八ヶ岳から大石が飛んできたから‥(石を)貰い山の説も。
実際は八ヶ岳よりずっと古い地質の山なんですが。
小さいながら天然岩魚も住む沢を保つ、懐深い山でもあります。
そんなこの山の姿も、少しづつご紹介できればと思っています^^
Commented by moraisan at 2006-05-08 23:43
>mayumis39さん、こんばんは。
いったん山の懐に入ってしまうと、その山を伝えることは難しいですね^^;
この日出会ったもの‥拙い写真を並べてもキリはないのですが‥

近くにあっても中々出かけられないのが実情‥ でも今年は気合を入れて、この山をUPしてみたいです^^
Commented by gix01mg at 2006-05-09 19:22
茂来山、地図で見つけることができました^^
春いっぱいの景色は、空気もおいしそうですね。
こちらのブログにきて、山を構成している草木や動物、
そういったものを感じてます。
その場所に赴いて、そこに漂っている空気ごと感じたいところですが・・。
Commented by moraisan at 2006-05-09 23:26
> gix01mgさん、こんばんは。
地図で見つけてくれたのですね^^
沢の水音、風の流れ、鳥の鳴き声、獣の匂い‥写真では表現できないものがたくさんあります。
どれもわずかな空間を写したものです‥頭の中で彼らをそっと消してみてください。
私はその世界では決して生きていけそうにない気がします。
日本のあちこちに茂来山は残っている‥そう信じたいですね^^
Commented by mayaha at 2006-05-10 20:15
一気に春が訪れた感じですね~どれもすがすがしい画像でうっとりします。これらを育んでいるのが 茂来山 なのですね。
Commented by namiheiii at 2006-05-10 21:55
ヒトリシズカ、本当にその名にぴったりの感じが出ています。やはり野生のものだからか、moraisanの腕が良いのか、多分両方でしょうね。
葉は朝は閉じていて昼に開くようですね。
Commented by 茜未 at 2006-05-11 11:10 x
こんにちは~ご無沙汰しております^^;
遂に出ましたね(⌒-⌒)
今の山の情報をありがとうございます♪
ある花を検索していて昨年から注目していた山なのでいつか行ってみたいと思っています。
雨が降らなければ今週末にも?(^o^)
ようやくいろんなところに花が咲きだして何処へ行こうか迷います。
お休みがもっと欲しいです。
カラマツの芽吹きが綺麗ですね♪
Commented by moraisan at 2006-05-11 20:29
>mayahaさん、こんばんは。
茂来山が育んでいるいるのか、これらが総じて茂来山を造っているのか‥
いつもお客でしかないなら、ヒトはちょっと寂しい生き物かもしれませんね^^;
Commented by moraisan at 2006-05-11 20:38
>なみへいさん、こんばんは。
ヒトリシズカの名はどこから?と思うほどの、団体さんもありますね^^
礫を多く含むような日陰の斜面にあるものは、姿形もおとなしいようです。
Commented by moraisan at 2006-05-11 20:52
>茜未さん、こんばんは。
茂来山‥麓に近いところには、人の残した無残な爪痕やゴミも年々増えています。
私は雨の日などにふらりと出かけたりします。
当然写真は駄目ですが‥ 山はとても親しげに迎えてくれる気がします。
もののけの気配に少しドキドキしながら‥それが山の証です^^


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