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やまかます ‥ウスタビガの繭
木々の芽吹きはないものかと上ばかり見ていると、ウスタビガの繭が風に揺れていました。
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『やまかます』の名の通り、上部が袋の口になっていて、簡単に覗くことができます。
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自らの繭に産卵して、生涯を終えるともいいますが、この空繭に卵はありませんでした。
大きく膨らんでいて、今にも羽化しそうですが、成虫は秋に出現、産卵して姿を消します。
大きな蛾ですが、まるで産卵するためにだけ羽化する短い生涯に、命の持つ意味の不思議さを思うのです。
by moraisan | 2006-03-27 23:55 | 自然 | Trackback(1) | Comments(15)
Tracked from 犬と歩けば at 2006-03-28 16:22
タイトル : けいこうみどり
蛍光緑... more
Commented by nonacafe at 2006-03-28 00:11
初めて見る繭、初めて聞くガの名前。どんな成虫のガなのでしょう?
時ならぬメロンかゴーヤかと思ってしまいました(笑)
そういえば生糸の繭にも貴重だという翡翠(だったかな?)色があったような…?
Commented by gleybird at 2006-03-28 13:33
ペットボトルのお茶の、オマケについてそうですね。
一時期、ミネラルウォーターについてた、野鳥が欲しくて毎日水を買ってたことがありました。(笑)
Commented by 夢喰い at 2006-03-28 16:26 x
ウスタビガさんの繭の色はきれいですよね。
同じ木で見つけても個々に個性があって・・・
今回は1っ個だけ、しかもちょっと凹んだのを見つけただけでした。
見つけた繭の記事へTBさせて頂きました。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2006-03-28 17:39
ウスタビガとはしりませんが、蛾の仲間なんでしょうか?
こうやってしっかり命を繋いでいるのですね。
Commented by 一寸野虫 at 2006-03-29 01:02 x
はじめまして。
綺麗な繭ですね。ご参考にウスタビガの成虫です↓
http://photos.yahoo.co.jp/ph/issun_no_mushi/vwp?.dir=/9d4f&.src=ph&.dnm=6ca2.jpg&.view=t
Commented by gix01mg at 2006-03-29 17:47
不在だったんですね。・・たまごはどこへ行ったんでしょう?
鈴なりになっていたら、
繭のみどり色が、芽吹いたみどりに見えそうです。
産卵するために羽化する生涯、そんないのちもあるんですね。
Commented by ironsky at 2006-03-29 23:31
黄緑色の綺麗なマユですね。
自らのマユに産卵したり、まるで産卵するだけのためにだけ羽化する短い生涯・・・生き物って、本当に不思議です。
Commented by moraisan at 2006-03-30 20:21
> nonacafeさん、こんばんは。
中型の、蛾らしい?蛾とでも申しましょうか。コメントしてくださった、 一寸野虫さんが、成虫写真をご紹介してくださっています。
天蚕というヤママユガ科の蛾は、おっしゃるとおり緑の絹繭をつくります。
そしてウスタビガもヤママユガ科、天蚕の繭はすぐに黄色くなるのに、この繭は長く緑色を保ちます。
Commented by moraisan at 2006-03-30 20:26
> gleybirdさん、こんばんは。
確かに、繭シリーズなんてあっても良さそうですね。
サントリーの野鳥シリーズですね! 私の鳥好きを知って、同僚がたくさん運んでくれました。
今も宝物になってますよ‥ルリビタキが特にお気に入りです^^
Commented by moraisan at 2006-03-30 20:31
>夢喰いさん、こんばんは。
TBありがとうございます。夢喰いさんのブログでも拝見していました。
昨シーズンはこの繭が少なく、少し寂しい林でした。
この蛾の翅にある眼紋、透明なその窓越しに空の色が覗くとき、その意匠のすばらしさに絶句します。
Commented by moraisan at 2006-03-30 20:42
>sakusaku_fukafukaさん、こんばんは。
はい、蛾の仲間です。中型の、蛾で羽化が秋ということもあって、姿を見られる時期は短いです。
蛾は嫌われることも多いのですが、ヨーロッパなどでは蝶と蛾はあまり区別されないようですよ。
Commented by moraisan at 2006-03-30 20:46
> 一寸野虫さん、はじめまして。
このふくよかな繭が空っぽなんて、いつも不思議な気がします。
雌雄並べた美しい写真、ご紹介くださり感謝いたします。蛾の仲間は種類が多くて、名を知るものも少ないです。
また、いろいろ教えていただけたら嬉しいです。
Commented by moraisan at 2006-03-30 20:53
> gix01mgさん、こんばんは。
もしかしたら、この繭を作ったのはオスのほうだったかもしれませんね。
繭だけに産卵するわけではないようですが、繭に産み付けられた卵を見ると、
命を繋ごうとする、強い念のようなものを感じます。枯れた林では、目に飛び込んでくる鮮やかな繭の色です。
Commented by moraisan at 2006-03-30 21:00
>ironskyさん、こんばんは。
命のありようは、人間の感覚では説明のつかないものも多いものですね。
この蛾、幼虫の姿も黄緑にブルーといった、なかなか洒落たものです。
色も形も目立つ空繭を枯野に残す‥その意味は何なんだろう。見上げながら思ったりします。
Commented by mayumis39 at 2016-12-03 22:36
こうゆうのを見つけた時には、
本当にうれしくなりますね^^
雪が来る前のお楽しみでもありますね^^


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