<   2015年 06月 ( 10 )   > この月の画像一覧
クモキリソウ‥
  この花に出逢うのは いつも唐突です。 
  この日も僅かな木漏れ日が示さねば、それと気づかず通り過ぎたかかもしれない‥

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  どうしてか一輪 ‥花は複数咲くのだが‥ ぽつんと咲いているのを見たことしかない。

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  雲切草、蜘蛛散草‥ やはり花の感じは後者だと思います。 これ以上ないほど地味な蘭ではなかろうか。
  この花は仔細に見ようとするほど その良さを見失うような気がします。  ‥この場あってのこの花かと。

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  こんな花に誰か気づくのだろうか? は杞憂であったようです。   
       コガタルリハムシがすぐにやっては来たし、何よりお天道様がちゃんと見ていたようでありました。





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by moraisan | 2015-06-30 17:37 | | Comments(6)
異邦人‥  ヤマゴボウ

  今にも降りだしそうな夕刻。 空が見えないほどに樹冠がせめぐこの季節、森は暗く沈んでいます。
  
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  その仄暗い空間に異国由来の大きな株は、静かに鎮座しているようでありました。

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 その丈も1メートルは超えてありましょうか‥ 身の丈に近いものと向き合うことは、人とのそれと似ています。

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少しはは知ってるつもりの森にあっても、この姿は異形。 咲きながら立ち上がる花序は30センチほどにもなる。

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  その姿に歩み寄らされてしまうのは、その花の美しい葯(花粉嚢)の色にあるかもしれません。

  どういうわけなのか不思議なのは、いつも葯を残すのが花序の新しい花の一段ばかりであることです。
  それは誰かが急いで持ち帰ったというように、きれいさっぱり消えてしまっているのです。

ヤマゴボウについて‥
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by moraisan | 2015-06-26 22:44 | 山野草・樹木 | Comments(12)
カワラマツバ‥
 
  カワラマツバ(川原松葉)の名はありますが、実際には少し水辺からは離れた場所でよく見るます。
  目立たないけれど、良く見ればなかなか味わいがある‥ そんな花の代表のような花だと思います。

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  千曲川提上の未舗装路の所々に、こんな小群落をつくっています。

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  アカネ科らしい小さな花を、まるで泡のようにつけるのですが‥

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             近づいて見ればなかなか繊細で、その花数の多さに目を凝らしてしまいます。

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  この小さな花が目当てだとは思えないのですが‥  この日はアサマシジミが群れ飛んでいました。


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by moraisan | 2015-06-24 05:05 | 山野草・樹木 | Comments(8)
梅雨の晴れ間に‥  (ヤマホタルブクロとヤマタツナミソウ)

  梅雨らしい雨が続いて、窓から外を眺めている時間が多い休日。
  朝のうちだけ少し雨が止んだので、つかの間の散歩にでかけました。

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  この花が咲き始めれば、もう蛍が飛び始めているのだろう。

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  ヤマホタルブクロ‥ 土地柄でしょう、、名前にヤマの付くものが多いです。 ガクの形でそれとわかります。

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  立ち上がろうとしたところに、ボタンヅルが絡んで邪魔したのでしょう。 面白いリズムが生まれていました。

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  少しだけ段丘斜面を登ります。 細い踏み分け路の傍らにヤマタツナミソウがひっそりと。

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  この花は殆ど日陰にしか咲きません。 また他のタツナミソウと違い花を立ち上げない分、静かに感じます。

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 30分ほど待っていると、道先の日差しが廻ってきました。 僅か2分、この日最初で最後のこの花への日照です。



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by moraisan | 2015-06-21 12:44 | 山野草・樹木 | Comments(10)
蔓(かずら)の木と金銀花‥    (サワグルミとスイカズラ)

  千曲川の堤内地、さして広くない河原は年に何度か大水に冠水して洗われます。
  これまでに何本もの木が倒され流されるのを見てきましたが、しぶとく根付く木もあります。

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  一本の木があるだけで、河畔の風景は一変します。 その木を頼みにする蔓たちが、その幹を登るからです。

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        フジ、アケビ、アオツヅラフジ、ボダンヅル‥  そして今、花時を迎えたスイカズラなどです。

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 この花が咲くようになると、特に夜気が匂って気づきます。 風が運ぶ花の香では最上等のひとつかと思います。

 
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  始め白く始まる花は‥

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  やがて黄色く変わってその香を強めます。 別名「金銀花」はこの花を良く表しています。

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 多すぎる程の蔓(かずら)を纏っているのはサワグルミ。 何度もの大水に耐えて、今年も青い実をつけました。


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by moraisan | 2015-06-15 12:47 | 山野草・樹木 | Comments(10)
競りきそう草たち‥

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  もう何年も放置された休耕田に、不思議な光景が出現しました。

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  湿原の谷地坊主にも似ていますが、それを作っているのはセリやミゾソバの群落です。

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   このセリの一群落は一尋(ひろ)ほどもありましょうか‥  芹は好物ですが、これは全て天然物です。

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  芹の語源は「競り」 からと言われています。 ミゾソバやオオミゾソバと競っているのがわかります。

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  この芹のみずみずしさはどうでしょう‥  摘まずとも食さずとも、まず私の目が満たされているのでした。


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by moraisan | 2015-06-13 06:08 | 山野草・樹木 | Comments(4)
2015.6.10 朝焼け‥

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  梅雨入り翌朝、午前4時20分 東の空が焼けました。

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  ツバメが空を横切って夜が明ける。 朝焼けは雨? 日差しの強い暑い一日になりました。



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by moraisan | 2015-06-10 23:10 | | Comments(4)
路傍の星‥  コハリスゲ

  この小さな丈の道草に、なぜかいつも星空を連想してしまいます。

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  写真に撮れば少しも似ては見えないのに‥ 不思議なことです。

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  目が自分に都合よく拾うのだとわかっていても、この草の傍で過ごす時間が長くなります。

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  小さな花序は真上から見れば何となく☆型に‥ そういうことではないのですが^^ ‥今年も幻覚は続きます。


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  こんな目立たぬ花ですから、あまり来訪者の姿もありません。 ハグロケバエが翅を休めていました。
  およそハエらしからぬ不器用な飛行しか出来ない彼らですが、森の朽ち葉の優秀な分解者です。 嫌わないで^^



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by moraisan | 2015-06-09 07:00 | 山野草・樹木 | Comments(10)
巣立ちの頃‥  メジロ

  そろそろ帰ろうとしてしている時でした。 傍の木でさかんにメジロが鳴きたて始めました。

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  羽を小刻みに震わせて‥

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  何やら上ばかり気にしています。

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  気がかりの正体は巣立ったばかりの雛でした。
  
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   「さあ、出ておいで」 たまらず餌で誘うようでありました。

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  すぐ近くに親鳥があらわれて‥ にやにや見ている傍観者を一睨みでしょうか。  私は退散を決めました。



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by moraisan | 2015-06-05 06:57 | いのち | Comments(10)
初夏の森のトンボたち‥ カワトンボとミヤマカワトンボ

  田植えを終えた田んぼの上をシオカラトンボが飛ぶようになりました。
  いつも歩く小さな森の細い流れの近くにも、わずかに見分けられるトンボたちが帰っていました。


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  カワトンボです。 橙色翅型と言われるタイプ。 縁紋と呼ばれる班が赤いので、これはオスです。

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  これは淡橙色翅タイプのまだ若い?オスだと思います。 白っぽいい縁紋はやがて赤くなっていきます。

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  他にも無色翅のものがあるなど、実に個性豊かななトンボです。
  同じ場所で一時間も見ていると、いくつかの個体は見分けがつくようになります。

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  そんなのを楽しんでいたら、いつしか彼らが周りに増えていて、美しい翅も初めて撮影できました。

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  カワトンボのメスです。 この日見たメスたちは、一様に無色翅のタイプでした。 
  白い縁紋とメタリックな体が特徴です。 オスの体色は次第に粉を吹いてその光沢を失います。


  
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   ミヤマカワトンボです。 多くは見分けられないないトンボたちの中で、たぶん一番好きなトンボです。

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  銅色の体に赤褐色の翅‥ 金緑色のオスも美しいですが、メスの姿色合いが圧倒的に好きです。

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  カワトンボより大きな体に小さな頭と長い脚‥ 精悍さでこれに優るトンボを私は知りません。

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  長い翅を持て余しているわけではないでしょうが、ひらひらとした翅の動きはどこかゆったりしています。

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  でも身構えた姿からは‥ 彼らがたいへん優秀なハンターであることがうかがい知れると思います。



  彼らはたとえ短い生涯であろうと、この森に生きる住人であると同時に森を造る者たちです。

  私は少し深い息を吸いたくなっててやって来る、ただそれだけの来訪者でしかありません。

  でも森はいつも寛容で、いつしか自身もそこの住人であるかのような‥ つかの間の時をくれます。

             どうぞクリック拡大して見ていただけたらと思います。  彼らを‥ 



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by moraisan | 2015-06-03 05:45 | いのち | Comments(10)