<   2009年 11月 ( 6 )   > この月の画像一覧
白い太陽‥

  前線性の雲の端が、一日太陽を捉えて放しませんでした。
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  底冷えがする日で、風もないのに手がかじかんで、首筋にポケットに 手を温めながら歩きます。

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  色を失くした世界を白い鳥が音もなく横切っていく‥ そんな静かな日でした。            (チュウサギ)

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  鳥たちが少し騒いだのは、この季節いっそう孤独なこの鷹が 空に現れた時だけでした。      (オオタカ)

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  光がないということは、音まで奪ってしまうようだな‥ いつまでも眺めていられる太陽を見ながら思うのでした。

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  雪の匂いを嗅ぎそうで、時折深く息をしながら歩く‥ それは静かな一日でした。  (カワアイサとチュウサギと)


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by moraisan | 2009-11-30 01:02 | | Comments(8)
初冬千曲川

  山の木々はすっかり葉を落としてしまった今、川へ足を向けることも多くなります。
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  葦原が低い光を集めて少し温かく見えるから‥

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  あるいは水辺の柳らが、最後まで葉に色を残しているからかもしれません。 

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  カワアイサの一群が今年も帰ってきています。 これなど冬だけの楽しみではあります。

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  小さなカシラダカが足元から飛び立って、いつもの冬野の景色が戻っていることに安堵します。

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  三時半‥山の迫る流域は、そろそろ太陽とお別れです。 松に絡んだツルウメモドキが正月飾りのようです。

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  最後のスポットライトを浴びているのは‥ タチヤナギだったろうか?  ちょっと思い出せないな。

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  冬には冬だけが集める光があるような気がします。 葛蔓も櫨の実も金色の光を纏います。

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  まだ青さを残していたように見えたのに‥ 戻り道、イヌコリヤナギの葉も金色です。 



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by moraisan | 2009-11-25 07:07 | 自然 | Comments(16)
風の日‥   (11月15日)

  それは日の出とともに始まって‥
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                                              ‥残らず秋を運び去っていきました。


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by moraisan | 2009-11-19 04:35 | まばたきの記憶 | Comments(6)
鈴生る‥  二本の柿の木

  強い風が最後の葉を容赦なく運び去って、一日のうちに景色は冬に転じました。
  私でさえこんなに心細いのだから、この里山で冬を越すだろう鳥、けものたちはどんなにか‥
  
  およそ人の手が届かない背丈の二本の柿の木に、毎年一喜一憂するのが慣わしのようになりました。
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      山の木々と競るように伸びた柿の木。 人の手を離れて生る実は、もう山そのものの糧です。

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    食べものとはまず見るものであって、それからはただ食べるもの‥ つぶやいたのは賢治だったかな。

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  一見豆柿に映る実は、引き寄せてみるなら手のひらひとつはあって、人の手に為る木であることは確かです。
   熟れたものから順番に‥ 山のルールで最後の一つが消える頃は もう春の気配です。


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       もう一本はこの木です。 山際の畑のふちに立つこの木は、先の木とは少し事情が違います。

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            この木は毎年、人の手の届く枝ごと柿の実が採られて来ました。
            それでこんな姿になったのですが、いよいよ今年が最後かもしれません。
                             ‥撮影翌日、右側の下枝は姿を消していました。

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  余談ですが、この柿の木の背後には見事に染まるヤマモミジが一本あります。
  近辺の山にはヤマモミジは非常に稀です。 斜面一の赤色は、周囲の木々に風から守られて最後まで残ります。


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by moraisan | 2009-11-17 21:12 | 山野草・樹木 | Comments(2)
初霜・初雪・初冠雪の日に‥     (11月3日)

  前日の冷たい雨に雪が混じり、朝は今年一番の冷え込みとなりました。
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    上がらぬ気温に、昼近くなってようやく歩き始めました。やはり八ヶ岳はうっすら雪化粧していました。  
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                   ススキもすっかり枯尾花が目立つようになりました。  
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                林の入り口も 葉を落とした木々が増えて、少し寂しくなりました。 
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                 カラマツの色づきが、そろそろ秋の終わりを告げています。 
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             見上げる空は澄んでいて、見続けていると吸い込まれそうな気がします。 
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                    日陰には真昼だと言うのに今朝の霜が残ります。 
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                     蕗の葉の上には昨夜の雪さえ残っていました。 
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            急な霜と雪だったからでしょう。 桑の葉が青いまま敷き詰めている道をすぎると‥  
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        明るさの戻る場所にでます。 残り少ないカラコギカエデが最後の火を焚いてみせます。 
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                 若い雑木のつくるモザイクも気持ちを明るくしてくれます。    
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       来た道を戻り再び眺める八ヶ岳。 赤岳の頂上に光る点を見つけたのはその時でした。 
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      それは赤岳頂上山荘の屋根のようです。 う~ん、山の頂に 雪より光るものはいらないなぁ。


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by moraisan | 2009-11-07 11:48 | 自然 | Comments(10)
旅立つ木の葉  ‥風が運ぶもの

  曇り空から洩れた日差しで林は妙に明るいのでした。 
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          そこに一陣の風が吹いて、ちょっと乱暴な勢いで つぎつぎ木の葉を運んでいきす。

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         林の上まで吹き上げられた木の葉は、別れを告げるようにしばらく横に流れたあとで‥

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            どこまでも上がれるんだというように、たかくたかく 空に消えていったりします。


  あれはもう落ち葉とは言えないな‥ その行方などぼんやり思いながら歩いていると‥
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       川面を滑っていく葉の多いのを目にします。 まさか海まではな‥ ここにも木の葉の旅が。



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by moraisan | 2009-11-03 05:06 | 自然 | Comments(8)