女神と光 ‥クナウノンノ(福寿草)
  アイヌの民の物語‥ クナウは美しい霧の女神の名前。
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  雪下から切ないほどに茎を伸ばしたこの花だけれど、その開花には光は無用なのだと言う。

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  太陽は東‥斜面の上方にあるから、花は皆そちらを向いている。

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  日は中天から‥

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  そして西へと転じれば、実に素直にこの花はそれを追う。

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  温度さへあれば、暗闇でもこの花は咲くのだという‥ それは確かな科学ではあろう。
  でも思う‥ 『光』とは何を指す言葉だろうか? それは単に『明かり』のことではあるまい。
  この花が求めたもの、そしてこの花もまた 『光』だと。


                    ※写真はクリックで拡大いたします。
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by moraisan | 2008-03-22 00:41 | 山野草・樹木 | Comments(10)
Commented by mayumis39 at 2008-03-23 01:28
「ひかり」は無用・・・?
きょう、じっと見つめたオオイヌノフグリも、ホトケノザも、みな「ひかり」に向かって咲いていました。
「ひかり」は、自分を一番美しく照らしてくれるものかしら?と思ったりしました。
あるいは、また、一番美しい時そのものかとも・・・
「クナウノンノ」・・・やさしい響きの言葉ですね。
Commented by namiheiii at 2008-03-23 22:31
凄い!一斉に太陽を見ている野生の壮観。雪の下から花茎を長く伸ばして切ないほど懸命に生きていますね。
光は要らない?意外ですね。この花はちょっとでも陽が翳るとすぐに花を閉じますよ。
Commented by moraisan at 2008-03-23 23:03
>mayumis39 さん、こんばんは。
>「ひかり」は無用・・・? そんなはずはない!と思いますよね^^
私もそう思いますが、教科書的にはそんな花も多いのです。
『光』そのものの定義が曖昧なままの実験ですから、ちょっと異議を唱えてしまいました^^;
クナウ(女神の)ノンノ(花)‥ 物語は創作とは違うと思うのです。
人の行いにより未来の危ぶまれる今日、偏りがちな科学より、先人の物語を読み解く力が試される‥
そんな気がします。

Commented by moraisan at 2008-03-23 23:29
>なみへいさん、こんばんは。
仰る通りです^^ 『発芽には水と空気と温度』との記述が、『光発芽種子』もあると改められたのを思い出します。
可視の光を遮っても‥の意味だとは思いますが、本質を曇らすような拙い実験記述だと思います^^;
気がつけばこの花も、塔立ち実を結ぶものも見かけるようになりました。
Commented by ironsky at 2008-03-25 22:15
植物の回りが丸く雪が解けているシーン、大好きです。
子どもの頃は、フキノトウを探しに行って、こういうシーンを見ました。
春だなって思います。
Commented by atNOGAWA at 2008-03-25 22:40
こんばんわ! パラボラのように花びらを広げている姿からは光無用説など微塵も感じられません(^^)
続々と花開く福寿草の姿に春の光が強くなってきたことも感じさせます。
Commented by moraisan at 2008-03-26 02:00
>ironsky さん、こんばんは。少し遅い時間ですね^^;
根雪のついた斜面ですから地温も低くて、雪の中で咲いて見せてくれるのはそう多くはありません。
ほとんど雪が消えかけた暖かな日でしたが、半分ほどはまだ蕾のままでした。 ‥春ですね^^
Commented by moraisan at 2008-03-26 02:05
>atNOGAWA さん、こんばんは。
全く同感です^^ このパラボラは光を集めて、花の上は少し温度が高いようです。
さっそくやって来たミツバチの足には、もう黄色い花粉の玉がしっかり重そうでした^^
Commented by yu_ra-ra at 2008-03-27 21:28
雪がキラキラ光って、福寿草の蕾が首を出しているのは、
本当に「女神の花」ですね^^
「クナウノンノ」の響きも素敵です^^
光に向かってくるっと首を回して咲く姿はいじらしいです。
・・・・・待ちに待った春ですね^^
Commented by moraisan at 2008-03-28 06:42
>yu_ra-ra さん、おはようございます。
この日はこの花の傍で半日を過ごしました。
どこからも斜面いっぱいに、『春を掘り起こして』(アイヌの人々の表現)いましたから、
カメラを構える場所もないようで、ただただ近くにいて見ていました。
時折覗き込む私をよそに、この花はただただ空を見ている‥ そう思いましたよ^^



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