木々始まる‥ ツノハシバミ

  私の通う小さな森にも 春が少しづつ近づくのを感じる頃となりました。

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  まだ冬枯れ然としている中に褐色の花‥ それはなんとも地味に春を告げます。

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  同じ日ですが、こちらは開花前。 この姿のうちは背景に溶け込んでしまい、気づかずに横を過ぎたりします。

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  房状に垂れているのが雄花、数個集まって赤い柱頭だけをのぞかせているのが雌花です。

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  この雌花の持つ小さな赤が ‥それはわずか2~3ミリ程ですが‥ 私はとても好きで、待たれます。

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        曇り空の向こうから柔らかい夕方の光が届くなら、この花も春らしい色に染まって魅せてくれます。

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  春の森に華やかさを播くダンコウバイの蕾も すぐ傍でだいぶ膨らんでいました。

  昨日はこんな春姿を見せてくれた森も、今日は一日降り続いた雪ですっかり白一色になりました。  
  ただ木々の枝に積んだ雪に、もう冬の日のような角がないことを、ツノハシバミは知っていたのかもしれません。



                           ※写真はクリックで拡大いたします。

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by moraisan | 2016-03-14 23:14 | 山野草・樹木 | Comments(11)
Commented by saheizi-inokori at 2016-03-15 10:01
ほんとだ!なんとも言えない小さな赤、そこに薄い夕日がさしかかる、うっとりしますね。
Commented by pallet-sorairo at 2016-03-15 11:07
ああ なんて素敵な赤。
私も森や林を歩きたくなりました。
お天気も回復したようだし
明日は久しぶりに山へ出かけようかな!
Commented by sternenlied at 2016-03-15 14:17
ここしばらくどんよりとした天気が続いていたのですが、昨日は気持ちの良い青空に恵まれ、春の萌を探しに近所をぶらっと巡っていたのですが、その時にこの淡い薄紅を帯びた花穂を見かけ、ふと立ち止まって眺めていました。慎ましやかな風情に春の忍び足が感じられますね。

そうですね、木々の枝に積んだ雪に冬の日のような角がないことをツノハシバミは知っていたのでしょうね。私も昨日はまだ彩りの少ない景色に冬の角のない緩やかさを感じていました。
Commented by echaloterre at 2016-03-15 20:02
"木々始まる"!いいですね~♪
いい季節の始まりですね。

ツノハシバミは、こちらのヘーゼルナッツ、セイヨウハシバミの親戚ですね。
こちらでもヘーゼルナッツは、早々に春を告げてくれます。
ツノハシバミのこの雄花や雌花が角のある実になっていくのがほんとに不思議だなと思うと同時に、自然の素晴らしさを感じます。
森の全体的な感じも、ほんわりと緩んできた感じになっているかしら。(*‘∀‘)
Commented by moraisan at 2016-03-15 21:46
>saheizi さん、こんばんは。
夏の日なら周りの木々や藪に埋もれてしまうこの小木に、早い春の一時だけ、誰にも真似のできない小さな赤を授けたのは誰なのだろう‥ またこの春も思うのです。
Commented by moraisan at 2016-03-15 22:01
>pallet-sorairo さん、こんばんは。
これから起こる春のいのちの爆発の小さな火種‥ 少しも怖くもない火なのに、ここから始まるように灯る赤でもあったりします。
山に行きたい季節ですね。ここはすでに山だったりしますが^^
Commented by ironsky at 2016-03-15 22:08
こんばんは。
森の木々たちも、春を感じているんですね。
寒さも一段落。
これから山野は活気づいてきます。
Commented by moraisan at 2016-03-15 22:30
>mira さん、こんにちは。
やがてやって来る春の駿足には圧倒されてしまうのが常なので、この忍び足の頃がとてもありがたかったりします^^

この後に降った雪は湿りの多い細かな雪でしたが、固く氷着してしまう寒さにはならず、しばし木々にまとわりついて別れを惜しんだようでした。
桜花に雪が積んだ年もある地方ですが、たぶんこの雪がさいごだな‥ 根拠なくそう思っていたりします。

もし冬の林の木々にもっと彩りがあったなら、私はこの小さな赤に気づけなかったもしれませんね。
Always good time なのかもしれません^^
Commented by moraisan at 2016-03-15 22:45
>りんご姫さん、こちらにもコメントありがとうございます。
セイヨウハシバミは確かヨーロッパの産ですよね。
ハシバミほど大きな実はつけませんが、ツノハシバミも遜色のない山のヘーゼルナッツです。
この小さな花が、秋の日の大きな実に変わる様は本当に不思議です。
小さな森ですが、この実を楽しみにする住人は大小多様におりますから、よほどの実りがないかぎり客分の私の口にはめったに入りませんが^^
Commented by moraisan at 2016-03-15 22:53
>ironsky さん、こんばんは。
近年は少し曖昧になりつつありますが、それでも一年のうちに四季があり、それを木々草花に知らされる。
それはとても幸せなことなんだと、この時期は特に思います。
Commented by aozoranoyukue72 at 2016-04-03 11:57
こんにちは。御無沙汰しております。
林の中で赤く色付く枝を発見して何の木だろうと思っていました。
ツノハシバミと言うのですね。
名前が分かりました。ありがとうございます。


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