大きな石 小さなロックガーデン‥

  仕事場までは急げば1分、それを3分に延ばしてこの石の脇を通ることが多い。

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  苦労して開いただろう小さな耕作地‥今は休耕地だが‥の真ん中にこの石は居座ったままだ。
  
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  それと言うのもこの石はなかな大きくて、三畳敷きほどもあるだろうか‥ 大人数人は寝ころべる。
  
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  まだ花の少ないこの時期は、特にこの石の傍にいたりする。 そこには苔と地衣がつくる楽しい庭があるからだ。

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  朝、わずかな空中の水を苔たちは巧みに捕まえている。 乾いた石の上のロックガーデン‥その秘密の一端。

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  キンシゴケ、フデゴケ、ヒツジゴケ‥ 相変わらず私の見分けられる種類は少ない。

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  いつも大きな石にもたれかかって見るのが楽ちんだし、それはジオラマの森のようであったりする。

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  それに奇妙な形の地衣類‥たぶんだが‥子器を延ばしてたりするから

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  いよいよ飽きることがないのは、森の散歩に似ている感覚かもしれない。

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  『ただひとつの石の上の世界さえ、おまえさんは知らないんだよ。』 と石は意地悪を言ったりしないけど‥

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  私は時々この石の上に寝ころがったり、その上で珈琲を飲みながら‥ そんな事を思うのだ。



                        ※写真はクリックで拡大いたします。

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by moraisan | 2016-03-05 09:13 | コケ・菌類 | Comments(4)
Commented by sternenlied at 2016-03-09 18:02
頼もしい岩石で休んでるひとときに、
微小な世界と大きな世界が交差してるんですね^^
苔の世界にも森が広がってるとは!
もう少し春らしくなって、ここの岩が陽だまりなった時には
さぞ心地が良いことでしょうね。
Commented by namiheiii at 2016-03-09 18:28
一枚の岩の上の苔の森、精密な描写で伽の世界に惹きこまれました。小さなでも力強い、そして人にも関わりがあるであろう愛しい世界ですね。
Commented by moraisan at 2016-03-09 20:30
>mira さん、こんにちは。
私がこの石に出逢った時は、転作のソバが植えられていたと記憶します。以前は小さな田んぼであったのでしょう。
開いた耕地に比べたら、随分大きな石でもあり、運びだすのも難儀であったのかこの場に残されていました。
なかなか大きなテーブルは、作業の休みには人がくつろいだように思われて、私はそれに倣った気で休ませてもらったりしています^^
這いつくばらされることの多い苔世界なのですが、この場のそれは胸下あたり‥もたれて眺めていると、いろんな幻想を見るのです。
Commented by moraisan at 2016-03-09 20:44
>なみへいさん、こんばんは。
仰る通り、かつては人とかかわりの深い石であったろうことは、その上に残された朽ちた「はさ木」からもうかがえます。
千曲川に近いので、古い転石であるのかとも思ったのですが、焼け石でもあるように感じられて、八ヶ岳から飛んでも来たかと、勝手に空想はふくらみます。
過去にも未来にもはるかに長いこの石の時間のひと時の苔庭に、出逢っている不思議を思います。


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