終の桜‥ オオヤマザクラ

  四月とは思えぬ高温が続き、季節が季節は一気に駈足となりました。
  里山を最後に彩る桜、オオヤマザクラも例外ではなく、一気に葉桜に姿を変えていきました。

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  もともと高地冷地を好む桜‥ 四月の夏日はこたえたことだと思います。

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  今年の見ごろは三日程度であったかと思われます。 ようやく間に合った花は多くはありませんでした。

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  こんな風に林の緑が進んだ中に、この桜を眺めることはあまりなかったように思います。
  
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  花びらを落としてなを美しい桜は、多くの果実を鳥たちに約束するのは山桜と同じです。



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                         風に舞う花びらの先には山吹が‥ しっかりバトンを受け取っていました。







  北海道では多くの地で、桜と言えばこの桜です。 別名エゾヤマザクラの由来です。
  特に染井吉野の北方限界、札幌以北では多くの品種桜はほとんどなく、山桜とこの桜になります。

  本州では標高800メートル以上に見られるとされますから、私の住むあたりが標高下限。
  昨今の気温上昇では少し生育が苦しくはないかと案じられる桜です。

  いわゆる桜色とはこの花のために与えられた色かと思うほどです。
  品種桜の多くが蕊色や花弁の脈に紅を載せて花色を増しているのとは違い、気品さへ感じます。
  別名ベニヤマザクラは過ぎたように思いますが、固い蕾や同時に開く若い葉色はその名もありかと思わせます。

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                         ※写真はクリックで拡大いたします。
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by moraisan | 2015-04-29 08:19 | 山野草・樹木 | Comments(4)
Commented by saheizi-inokori at 2015-04-29 11:09
都会でみるソメイヨシノも好きですが、東北などで山のあちこちにけぶるように咲く山桜には格別の趣があります。
Commented by moraisan at 2015-04-29 12:11
> saheizi さん、こんにちは。
ブログの方で東北の春景色楽しませていただきました。
季節の足取りに体が全然ついていけませんが、足元にも頭上にも彩り溢れる良い季節となりました。
Commented by hamuneko7 at 2015-04-29 18:10
こんにちは。
さくら色というと,道明寺や桜もちにばかり気がいってしまう私ですが,こうして色に焦点を当ててみると,ほんとうにやわらかで,かつみずみずしい感じの見とれてしまう色ですね。
今年の例年になく満開があでやかだった数日の間に父が逝きました。桜が送ってくれたようです。忘れられない桜の季節になりました。
Commented by moraisan at 2015-04-29 21:11
>hamuneko さん、こんばんは。
お父上様のご冥福をこころよりお祈り申し上げます。
申し上げるまでもなく、桜ほど日本人に愛される花木もないと思います。
この花の持つ優しい色あいは格別ですが、この花との再会も一つの目標に生きてきた思いも‥また格別にあるような気がします。
また次の桜が花開く時、寂しさにまさる良き思い出と共に この木の下に立たれますように。願っております。



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