初冬千曲川

  山の木々はすっかり葉を落としてしまった今、川へ足を向けることも多くなります。
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  葦原が低い光を集めて少し温かく見えるから‥

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  あるいは水辺の柳らが、最後まで葉に色を残しているからかもしれません。 

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  カワアイサの一群が今年も帰ってきています。 これなど冬だけの楽しみではあります。

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  小さなカシラダカが足元から飛び立って、いつもの冬野の景色が戻っていることに安堵します。

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  三時半‥山の迫る流域は、そろそろ太陽とお別れです。 松に絡んだツルウメモドキが正月飾りのようです。

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  最後のスポットライトを浴びているのは‥ タチヤナギだったろうか?  ちょっと思い出せないな。

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  冬には冬だけが集める光があるような気がします。 葛蔓も櫨の実も金色の光を纏います。

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  まだ青さを残していたように見えたのに‥ 戻り道、イヌコリヤナギの葉も金色です。 



                        ※写真はクリックで拡大いたします。
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by moraisan | 2009-11-25 07:07 | 自然 | Comments(16)
Commented by saheizi-inokori at 2009-11-25 09:40
冬には冬だけが集める光がある。
まさに冬の本質・核心ですね。
Commented by sakusaku_fukafuka at 2009-11-25 15:07
晩秋?初冬ですかね・・・
この季節のこの時間の光はおだやかでとてもいいですよね。
ツルウメモドキはこちらでも河川敷にいくと見かけます。
季節感があっていいですね。
Commented by ironsky at 2009-11-25 21:36
光の当たり方が良いですね。
みな輝いています。
冬を迎えるほんのちょっと前の、山の美しさです。
Commented by moraisan at 2009-11-25 23:52
>saheizi-inokori さん、こんばんは。
うまく表現できないのですが、そんな風に感じています。
時を止めたように動かぬ景色だからこそ、気づくことがあるような気がします。
Commented by moraisan at 2009-11-26 00:00
>sakusaku_fukafuka さん、こんばんは。
周囲の山々が白くなっても、雪の少ない土地柄ですから季節は穏やかに移ろいます。
主張するする色彩が少ない中にあって、咲いたように実るツルウメモドキは目を惹きますね^^
Commented by moraisan at 2009-11-26 00:18
>ironsky さん、こんばんは。
季節は色彩から穏やかなトーンの世界に変わりました。
むしろこの季節には光そのものをみるような気がします。
侘しく寂しい景色が見せる美しさに気づく季節ですが‥とらえるのは難しいですね^^;
Commented by mira at 2009-11-26 06:03 x
日本を去って数年ほど経った頃、日本の情緒がとても恋しくなって、手に入る日本文学を手当たり次第読んでいた時がありました。その時に愛読していた本の一つが島崎藤村の「千曲川のスケッチ」。一度も訪れた事がないのに、うっとりと情景を思い浮かべて浸っていましたっけ。これが千曲川の情景!清冽な感じが想像していた通りです。メクラブドウといい、moraisanさんにはずっと気になっていたものの姿を見せていただけるようで、これからも色々な発見がありそうで楽しみです。

冬には冬だけが集める光があるという言葉...私にもじーんと響きました。
Commented by moraisan at 2009-11-26 07:32
>mira さん、山里に遅い朝が明けました。そちらはまだ夜でしょうか‥
千曲川は途中から信濃川と名を変えて日本海に注ぐ長大な川、私の住むあたりならまだ上流域と言えます。
水自体はまだ清冽で、特に冬は川石が透けるほど澄んでいますが、人の暮らしと離れた川は、
暗澹たる光景に出くわすことも少なくありません。
故郷ではないこの地も、一番長く住み暮らす場所になろうとしています。
わずかな時間の中にも失われた風景は多く、私にはなす術もありませんでした。
それでも美しいと感じるものはいくらでもあるようで、私はそれをこよなく愛します。
mira さんのご期待に副えるとは思えませんが、少しでも楽しんでいただけるなら望外の喜びです^^
Commented by namiheiii at 2009-11-26 11:35
moraisanさん
感動しました。心に残る風景です。

  冬色を集めて流る千曲川いのちの軌跡描きをりにし
Commented by moraisan at 2009-11-26 20:38
>ないへいさん、こんばんは。
ありがとうございます。 また、お歌をありがとうございます。

わずかな時間、わずかな距離の間に垣間見る小さな景色の中に、失われたものではなく、
あり続けようとするものを見続けようと思っています。 
頂いた言葉のように、それは「いのちの軌跡」なのかもしれません。
Commented by 74mimii at 2009-11-27 06:09
心うたれる作品ばかり・・・ 
言葉がありません。
カワアイサはここでも冬のカモさんですが
同じカモさんが千曲川に遊ぶのを見て温かい気持ちに・・・
Commented by moraisan at 2009-11-27 06:43
>mimi さん、長い冬の始まりです。
同じ景色はないものの、移ろう速度がゆっくりなこの季節、足取りもゆっくりとなる気がします^^

渡りをするカモたちは、そちらとも重なる種類も多いようですね。
『去年の冬はカリフォルニアで過ごしてねえ‥』 そんなアイサがどこかに紛れているかもしれませんね^^
Commented by odamaki719 at 2009-11-27 19:05
こんばんは✿
初めまして!namiheiiiさんのサイトから来ました。
namiheiiiさんが献歌を作られていたのでこちらに寄せて頂きました。
千曲川の風情がとても心地よく撮れていて素晴らしいです。
Commented by moraisan at 2009-11-27 21:42
>odamaki719 さん、こんばんは。
ようこそお訪ねくださいました。
ハンドルネームをどこかで知っているようなのは、やはりnamiheiiiさんのサイトでのことであるようです。
いつも徒歩、身近なところに見る光景を拾い集めて続けて来ました。
お気軽に覗いていただければ幸いです。
Commented by odamaki719 at 2009-11-28 17:52
こんばんは✿
勝手にリンクさせて頂きました。結果報告ですみません。
Commented by moraisan at 2009-11-29 00:51
>odamaki719 さん、こんばんは。
ご丁寧にありがとうございます。
公開している以上、リンクはどなたもご自由にと思っています^^


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